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2017年11月29日 (水)

11月29日に想うこと

今日はとても私的な投稿となってしまいますが、ご容赦ください。
そして、長文になります。すみません。


11 月 29 日は何の日?

◯いい肉の日 ( この日だけ肉が半額になるお店もあります ) 。
◯1890 年、第 1 回帝国議会が開催された日。
◯歌手の尾崎豊氏の誕生日。

その他いろいろありますが、
もうひとつ、私にとって大切な記念日でもあります。


母校である同志社の創立記念日。
1875 年、アメリカから帰国した新島襄先生
(NHK大河「八重の桜」でオダギリジョーさんが演じた役)
が京都に同志社英学校を設立しました。
を持つ人たちの同志社



仏教が隆盛を誇る京都にキリスト教の学校を設立。
この、不可能と思われるようなことが実現したのは、多くの人々の支えがあったから。

例えば、

アメリカに留学中に岩倉具視使節団が訪米しますが、その通訳をしたことを縁に正式な私費留学生としての資格が与えられたこと。
(国費留学生の資格も打診されたそうですが、国費留学生は帰国後、色々と縛りに合うかもということで断ったようです
……す、すごい!)

また、日本に帰国するときに教会で思いの丈を述べる機会が与えられ、演説をしたところ、多額の寄付金が集まったこと。

そして、当時の京都府顧問であった山本覚馬先生(会津藩出身、のちに新島夫人となる山本八重さんの兄、「八重の桜」では西島秀俊さんが演じた役)から 旧薩摩藩邸の敷地( 6,000 坪)を学校用地として譲渡してもらったり、連名で「私学開業願」を 文部省 に出願したりしたこと。



と、様々な方から奇跡的とも言えるような物心両面に渡る全面的な支援と神の御加護があったからでした。

もちろんそこには新島襄先生の決意と熱意があったからですが。


毎年この日に、同志社にゆかりがある人たちが襄先生の墓参をするという催しが行われます。
京都東部、哲学の道の始点(終点?)、熊野若王子神社から 20 分ほど山を登った所に同志社共葬墓地があります。
襄先生が亡くなった時、キリスト教信者であった先生を埋葬する場所を思案していたところ、熊野若王子神社のご厚意により神社所有の山の土地を提供してもらったそうです。


現在もこの墓参の日には、熊野若王子神社のご協力をいただいて境内にテントが張られ、おぜんざいやおうどんが墓参者にふるまわれます。
(ちなみに、山本覚馬先生の墓石もこの共同墓地にあります。)



私もこの日に墓参をしたいところですが、ほぼほぼ勤務日ということもあり、そうもいかず。

幸い、年に1回、中高の大同窓会
(上は昭和 17 年度卒業の方から卒業したての人まで総勢 900 人くらいの人が参加します)

がありますので、そこに参加がてら、個人的に墓参も果たしているところです。


まだ鎖国の時代に志を持って単身渡米し、日本にキリスト教の学校を設立するという、さらなる志を持って帰国。
そして、仏教の中心地である京都にキリスト教の学校を設立。
教員 2 名、生徒 8 名で開校した同志社英学校が、今や毎年何万人もの卒業生を輩出する学校へと発展しました。




さまざまな人々の協力を得ながら学校設立を果たした襄先生を、私は勝手ながら「心の師」と仰いでいます。

その師の墓参は、私に改めての決意と活力を与えてくれる大切なものとなっています。
みなさんは何か心の支えや心の拠りどころを持っておられますか?

「感銘を受けた人」であったり、
「家族」であったり、
「宗教」であったり。

さまざまあるでしょうが、そこに「母校」が入ればいいなあ思っています。

精道三川台小中高を卒業した人たちが将来、
母校を心の拠りどころにする。

「同窓会に参加せずにはいられないんだよねー」と言う人がいる、
「自分には精道の血が流れている」と公言する人がいる、

そんな学校にしていきたいと、そう改めて考えるところです。


ちなみに、精道三川台の同窓会は毎年 8 月 10 日前後に実施しています。
卒業生のみなさん、じゃんじゃん参加してください。


様々な地位や立場にいる人たちが自分の立場を横において、学生時代のあだ名で呼び合い、昔話に花を咲かせている。その表情はとても活き活きとして素敵です。

その繋がりは、「同じ教育理念のもと、青春時代を共に過ごした」というもの。
そして、他に置き換えることのできない、この3年、6年が、それぞれの「今」を築く礎となっているのです。


その「礎」となる中高時代をわれわれは担っているということも再認識し、気持ちが引き締まりました。

ただ、「われわれ」と言っても、先生たちだけということではありません。
学校は先生たちだけで成り立っているものではありません。

保護者のみなさま、生徒本人たち、地域の方々、世界中の物心両面にわたり「祈り」をいただいている方々の想いが詰まって学校というものは存続しているのです。


この精道三川台が今後も生徒、卒業生の心の拠り所になるよう、みなさまとともに作っていけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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